診療時間変更のご案内
診療時間変更のお知らせ
2026年3月26日(木)・27日(金)の2日間
午前:9:00−12:00
午後:休診
とさせていただきます。
みなさまこんにちは
旭川市永山にある さぶさわ耳鼻咽喉科めまいクリニック の院長ことさぶさわです。
タイトルにもありますが、診療時間の変更となります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
今回は3月の診療時間変更のお知らせに合わせて、よくクリニック休診の案内で見かける「学会のため休診」という言葉の裏側について、少しだけ正直にお話ししようと思います。
学会という言葉は、医療従事者以外には馴染みが薄いですよね。
患者さんからすれば「休診にしてまで一体何をしてるの?」と不思議に思われるのも当然です。
みなさまに分かりやすくお伝えするなら、学会とは一言でいうと「医師たちの全国規模の『勉強会』兼『情報交換会』」です。
もう少し具体的に、3つのポイントで説明してみますね。
1. 医療の「答え合わせ」と「アップデート」
医学は日々進化しています。昨日まで正解だった治療法が、今日はもっと良い方法に取って代わられることもあります。
学会では、全国の医師が集まって「この治療法を試したら効果があった」「この病気の原因はこれかもしれない」といった研究成果を発表します。それを聞き、議論することで、私たちは自分の知識が古くなっていないか「答え合わせ」をし、最新の医療へ「アップデート」しているのです。
2. 「教科書に載る前」の情報が手に入る
教科書やガイドラインができるまでには、何年もかかります。
しかし、学会に行けば、今まさに研究されている最先端の情報をいち早くキャッチできます。
耳鼻咽喉科なら「新しいめまいの検査法」や「鼻炎の治療戦略」など、明日からの診療にすぐ役立つヒントが詰まっています。
3. 「専門医のネットワーク」を広げる
大きな学会には、その分野の日本トップクラスの先生方も集まります。
直接お話ししたり、議論したりすることで、自分のクリニックだけでは解決が難しい難しい症例にぶつかった時、「あの先生に相談してみよう」「あの病院を紹介しよう」という強力なネットワークが生まれます。
耳鼻咽喉科の学会、実はこんなにあります!
耳鼻咽喉科の世界でも、日々新しい治療法や薬が登場しています。
2026年の主な学会スケジュールを並べてみると、実はこんなにたくさんあるんです。
| 会期 | 学会名 | 開催地 |
| 2/5(木)〜2/6(金) | 第35回日本頭頸部外科学会 | パシフィコ横浜(横浜市) |
| 2/12(木)〜2/13(金) | 第49回日本嚥下医学会 | 佐賀市文化会館(佐賀市) |
| 2/21(土)〜2/22(日) | 第36回日本気管食道科学会 専門医大会 | Gメッセ群馬(高崎市) |
| 3/5(木)〜3/6(金) | 第38回日本喉頭科学会 | ウインクあいち(名古屋市) |
| 4/17(木)〜4/19(土) | 第5回 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会 | にぎわい交流館AU(秋田市) |
| 5/27(火)〜5/30(金) | 第126回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 | パシフィコ横浜ノース(横浜市) |
| 6/13(金)〜6/14(土) | 第49回日本頭頸部癌学会 | グランドメルキュール札幌大通公園(札幌市) |
| 6/19(木)〜6/20(金) | 第20回日本小児耳鼻咽喉科学会 | 倉敷市民会館(倉敷市) |
| 6/26(木)〜6/27(金) | 第87回耳鼻咽喉科臨床学会 | 奈良県コンベンションセンター(奈良市) |
| 8/8(金)〜8/9(土) | 第48回日本顔面神経学会 | にぎわい交流館AU(秋田市) |
| 9/11(木)〜9/12(金) | 第38回日本口腔・咽頭科学会 | プレミアホテル-CABIN PRESIDENT- 函館(函館市) |
| 9/25(木)〜9/27(土) | 第64回日本鼻科学会 | 東京ドームホテル(東京都) |
| 10/16(木)〜10/17(金) | 第70回日本聴覚医学会 | 成田国際文化会館(成田市) |
| 10/23(木)〜10/24(金) | 第70回日本音声言語医学会 | 神戸国際会議場(神戸市) |
| 10/30(木)〜11/1(土) | 第35回日本耳科学会 | 福岡国際会議場(福岡市) |
| 11/6(木)〜11/7(金) | 第76回日本気管食道科学会 | 久留米シティプラザ(久留米市) |
| 11/22(土)〜11/23(日) | 第39回日耳鼻秋季大会 | パシフィコ横浜(横浜市) |
| 11/26(水)〜11/28(金) | 第84回日本めまい平衡医学会 | パシフィコ横浜ノース(横浜市) |
開業医の切実な「お財布事情」と「楽しみ」
これらに参加するのは、最新の医療を学ぶためですが…正直に申し上げます。
「開催地」がどこか、というのは我々医師にとっても非常に重要です(笑)。
「お、今回は横浜か!中華食べたいな」「名古屋ならひつまぶしだな」といった具合に、ちょっとした旅行気分が、勉強のモチベーションを支えている側面も、実は(大いに)あります。
ただ、開業医にとって「学会で休む」というのは、実はかなり勇気のいる決断なんです。
勤務医時代は「出張」として給料をもらいながら行けましたが、開業医は休んだ分だけ収入がダイレクトにゼロになります。
それどころか、休んでいる間もクリニックの家賃やスタッフの給与など、維持費はかかり続けます。
もし、興味がある学会すべてに律儀に出席していたら、「借金が返せなくてクリニックが潰れる!」なんてことになりかねません。
ですので、「どの学会に行って、どのグルメを諦めるか」は、まさに真剣勝負なのです。
最近はオンライン参加も増えて便利になりましたが、やはり現地での情報交換も捨てがたいものです。
本日もありがとうございました。
