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中枢性めまい

中枢性めまいは、脳や脳幹、小脳などの脳の中枢部が障害されることによって起こるめまいです。脳梗塞や脳出血、脳腫瘍、脳炎、脳挫傷など、様々な脳の病気が原因で起こります。

原因

中枢性めまいの原因となる主な病気は以下の通りです。

  • 脳梗塞: 脳の血管が詰まって、脳の一部に血液が供給されなくなる病気です。めまい以外にも、半身麻痺や言語障害などの症状が現れます。
  • 脳出血: 脳の血管が破れて、脳内に血液が流れ出す病気です。めまい以外にも、頭痛、意識障害、嘔吐などの症状が現れます。
  • 脳腫瘍: めまい以外にも、頭痛、吐き気、視力障害などの症状が現れます。
  • 脳炎: 脳がウイルスや細菌に感染して炎症を起こす病気です。めまい以外にも、発熱、頭痛、意識障害などの症状が現れます。
  • 脳挫傷: 頭部を強く打撲することによって起こる脳の損傷です。めまい以外にも、頭痛、意識障害、記憶障害などの症状が現れます。
症状

中枢性めまいの症状は、原因となる病気によって異なりますが、以下のようなものが挙げられます。

  • 回転性めまい: 周囲がぐるぐる回るようなめまいです。
  • 立ちくらみ: 立ち上がったり、動いたりすると、ふらつくようなめまいです。
  • 浮動感: 体がふわふわしているような感覚です。
  • 平衡障害: ふらつきや、まっすぐ歩けないなどの平衡障害が現れます。
  • その他の症状: めまい以外にも、頭痛、吐き気、嘔吐、視力障害、言語障害、半身麻痺などの症状が現れることがあります。
診断

中枢性めまいの診断は、症状神経学的検査画像検査などの結果に基づいて行われます。

  • 症状: めまいの種類、持続時間、誘因因子、関連症状などを詳しく問診します。
  • 神経学的検査: 眼球運動検査、平衡検査、歩行検査などを行い、神経系の異常がないかを確認します。
  • 画像検査: CTやMRIなどの画像検査を行い、脳の異常がないかを確認します。
治療

中枢性めまいの治療は、原因となっている病気の治療が重要です。

  • 脳梗塞: 血栓溶解療法やカテーテル治療、外科手術などを行います。
  • 脳出血: 止血薬や手術などを行います。
  • 脳腫瘍: 手術、放射線治療、化学療法などを行います。
  • 脳炎: 抗ウイルス薬や抗菌薬などを行います。
  • 脳挫傷: 頭蓋内圧のコントロールや、脳機能の回復を促す治療を行います。

中枢性めまいが疑われる場合、当院での確定診断や治療は困難なため近医脳神経内科・脳神経外科へ紹介させていただきます。

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