耳鳴りをきたす疾患は、大きく分けて、以下の2つに分けられます。

• 耳や脳の病気
• 心因性耳鳴り

耳や脳の病気による耳鳴り

耳や脳の病気によって耳鳴りが起こることがあります。代表的な疾患としては、以下のようなものが挙げられます。

• 突発性難聴
• メニエール病
• 耳垢栓塞
• 外耳炎
• 中耳炎
• 鼓膜穿孔
• 耳硬化症
• 耳小骨離断
• 耳小骨骨折
• 聴神経腫瘍
• 糖尿病
• 高血圧
• 梅毒
• 薬剤性難聴
• 心臓病
• 脳卒中
• 脳血管走行異常

心因性耳鳴り

心因性耳鳴りとは、耳や脳の病気が原因ではない耳鳴りです。ストレスや不安などの精神的な要因によって起こると考えられています。
心因性耳鳴りの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

• 耳の病気や脳の病気が見つからない
• 耳鳴りの音が一定ではない
• 耳鳴りが周囲の音に関係なく聞こえる
• 耳鳴り以外の精神的な症状を伴う

心因性耳鳴りの治療は、精神的なストレスを軽減することが重要です。ストレスを解消するために、休養をとったり、リラックスできる方法を見つけたりするようにしましょう。また、必要に応じて、カウンセリングや心理療法を受けることも検討しましょう。

耳鳴りは、早期発見・早期治療が重要です。耳鳴りが疑われる場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。