匂いがわからない
変な匂いがする
嗅覚障害とは、においを感じる能力が低下したり、なくなったりすることです。嗅覚は、鼻の粘膜にある嗅覚細胞によって、空気中のにおいの分子を感知することで得られます。嗅覚細胞が損傷を受けると嗅覚障害が起こります。
嗅覚障害の原因は、大きく分けて以下の2つです。
鼻腔や副鼻腔の病気
- 風邪やインフルエンザなどのウイルスや細菌の感染
- アレルギー性鼻炎
- 副鼻腔炎
- 鼻中隔弯曲症
- 鼻ポリープ(鼻茸)
脳や神経の病気
- 頭部外傷
- 脳腫瘍
- パーキンソン病
- アルツハイマー病
嗅覚障害の治療は、原因によって異なります。
鼻腔や副鼻腔の病気が原因の場合はその治療を行い、脳や神経の病気が原因の場合はその治療を行います。
嗅覚障害は、適切な治療によって回復することもあります。しかし、完全に回復しないこともあります。